みなさん! こんばんわ!
今日は「とある生産場の風景・・・。」をお届けします!!
今回は「黒子選別編」です!
昭和三色の毛子(卵から孵化したばかり)です。
※黒子選別とは??
昭和三色の毛子には赤子と黒子の2種類が入り混じっています!
赤子と黒子の比率は親鯉によって違います。
この黒子のみが昭和三色に成長していくのです。
黒子選別器(エアーコンプレッサーを用いたもの)で黒子のみを吸いとって(選別して)いきます☆
なぜ?赤子はだめなのか・・・。
赤子は黒子に比べて生命力が強く、エサを食べるのが上手なので黒子の成長を妨げる悪しき存在なのです!!
稚魚池でミジンコなどの天然のエサが不足すると、黒子を食べてしまう事も・・・。
赤子が稚魚池に入ると良い昭和三色が出来にくくなるのです(-_-)
よって、完全に黒子を選別する必要があるわけです!!(理想ですが)
長くなってしまいました・・・。
今回はエース金津に密着です♪♪
※毎回のような気がしますが・・・。
昨年のこの時期にエース金津に黒子選別の「赤子最多吸い込み疑惑」が浮上しました・・・。
エース金津「俺は吸っていない。」
と主張するエース金津・・・。
マネージャー「お前が選った毛子を入れた稚魚池に多数の赤子が泳いでいるという報告が入ってるんだよ・・・。」
※生産場長の栗栖さんによる証言・・・。
エース金津「あの池は俺以外の人が選った毛子も入ってますよ・・・。」
と主張するエース金津・・・。
そこで、マネージャーによる提案・・・。
とある稚魚池W。この池を今年はエース金津だけが選った毛子をいれる池にしよう・・・。
※Wは稚魚池の名称の頭文字です。毎年、昭和三色の毛子を放しています!
この提案により「真実」が明らかに!!
それもそのはず、1つの稚魚池を1人で選った黒子で定数に達さないといけないのです・・・。
約3万尾・・・。しかも限られた日数で。 他の業務もこなしながら・・・。
だれも手助けなどしてくれない・・・。
まさに四面楚歌。
休む暇などわずかしかない・・・。
トイレ休憩と昼食を食べる時間しか、自由?はない・・・。
目を閉じると、まぶたに焼き付いて離れない黒く小さな幻影・・・。
そして、耳なりのように響く、カチッ、カチッ、カチッという怪音・・・。
※カウンターの音です。
道のりは長い・・・。
ある人が言った・・・。
黒子選別は孤独な戦いだと・・・。
頑張れエース金津! 負けるなエース金津!
ここは、とある生産場・・・。
生産シーズンはまだまだ始まったばかり・・・。
おわり・・・。